新車インプレッションプジョー206の巻

キャブ仕様のスパイダーを持つ良き家庭人Kはアルファ145に代わってアシとなるクルマを購入した。プジョーのニュージェネレーションたる206だ。

早速ちょっとだけ試乗させてもらった。いろいろなフランス車に乗ってきたせいか全く違和感なく運転できた。違和感が無さすぎて拍子抜けである。

205や309の時代のザリザリした感触のエンジン音は無くなったが、取り立ててスムーズという訳でもない。フランス車に強い個性を求めるのは時代錯誤という事なのだろうか。

内装の質感は悪くはないけど特筆する程の事もない。ベーシックカーに必要以上の質感を求めべきではないが、デザイン上の遊びは欲しいところだ。シートの座面は結構堅く思えた。しかし後で自分のインプレッサに乗るともっと堅かった。ボデイサイズは大きすぎなくて好ましい。リアシート、ラゲッジスペースはミニマムサイズ。

BXのGTI用アルミホイールがあったのでちょっと合わせてみる。同じPSAグループなんでPCDは同じ。結構似合いそうだ。 ひとことで言えば、シトロエンのAX からシャンソンに乗り換えた時と同じで、質感が上がった代わりに軽快感が無くなってやや失望した感がある。しかし後日、シャンソンに長距離を乗る機会があって、ハイドロを思わせる柔らかな乗り心地におおいに感心したのを思い出した。フランス車、特に新車はちょい乗りで印象を語るべきではないのかもしれない。ということで今度遠くまで乗せてね。

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