PEUGEOT 204, 304

黄色いヘッドランプ、細いミシュラン、そして後ろにはマドモアゼルが。これぞフランス。

道具に徹した何の変哲もない安グルマが好きである。質素な外観でホイルキャップなんかは省略して細ーいラジアルタイヤを履いて妙に腰高な姿勢。それでいてルーミーで大人4人が楽にくつろげる、決して派手ではないがグッドルッキングなボデイを持つ。内装も極めて質素。樹脂で作られた大径の細身のステアリングが幅を利かすダッシュボードはラジオも付かない。快適装備といえばヒーターがあるだけ。だが前方視界は素晴らしく運転は極めて楽である。それにシートの出来が素晴らしい。ヘッドレストの付かない簡素なレザー調ビニール張りのシートはいくら乗っても腰が痛くならない。
イタリア車で言えばフィアットがそんな安グルマの代表だがフランスではプジョーがそれに当たると思う。特にふた時代昔の204,304系だったりしたらもう最高だ。ああ、こんな事を書いていたらホントに欲しくなった。でもご安心を。204,304ともほとんど正規輸入していないので日本には全くタマがない。中古車をフラフラ廻ってつい衝動買いするという可能性はほぼ皆無なのだ。ああ良かった。めでたしめでたし。

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